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京都市北区西賀茂にワークサイトを構え、セレクトフルーツのケータリング、ギフトを取り扱う青森屋(あおもりや)さんを家族で営む小笠原梨帆(おがさわら りほ)さんにインタビューをしました。
小笠原梨帆さんってどんな人?
『フルーツ離れしている今こそ、ほんまもんのフルーツを小さい頃から口にしてもらいたい。』
『おいしい!って言う子どもの顔を見るのが一番幸せ。』
そう言う梨帆さんは
小2(8歳)と年長(6歳)の姉妹をもつワーママです。
旦那さんと義理のお母さんと一匹の犬(ジョン)の5人と1匹と暮らしています。
平日は配達の準備、ギフトのラッピングなどを倉庫で担当し、出来上がったものをや旦那さんやお母さんが京都市内を幅広く配達に回る。自分たちの手で対面で大切な果物を届けます。
主に梨帆さんは自宅や倉庫でのメール対応、贈る人と贈られる人のことを想像しながらのラッピング対応を全面的に担う。
贈る人の想い、贈られる人が何歳か何人家族か、どんな用途か。
何より色合い。
フルーツの良さを100%出すことができる詰め方を熟知している。
知人であればどんな雰囲気の人か、その人をフルーツで表せるような詰め合わせを考えるのも彼女の大切な仕事。
母であるがゆえの細かい気配りや人柄が出る、傍からみても梨帆さんには天職と感じる。
ワークサイトには、新鮮なフルーツを保存する大きな冷蔵庫、ギフトをより華やかにするラッピングペーパーやリボン、何より店主である旦那さんお手製のフルーツの食べ方や特徴を記載したカードが沢山ストックされている。
それだけフルーツの良さを心から伝えたい。
だからお客さんの手に届くまで一切の妥協はない。
家族で多くの人を笑顔にするフルーツを届けるワーママライフを早速のぞいてみましょう!
2007年に大学時代に出会ったご主人と結婚。
同時に、京都市中京区から北区へ引っ越してきた。
その時点での仕事は介護福祉士としてバリバリキャリアを積んでいた。
仕事の合間にお店を手伝い、一人目の子どもを妊娠する前に前職を退職し、青森屋の仕事一筋になった。
それはごく自然の流れだった。
誰に強要されるでもなく自分で選んだ道。
一人目の妊娠中も、基本的に繁忙期(7~8月、12月)はおかまいなく働いていた。
その分、お母さんに家事を任せていた、とういか、その時々で手の空いた人がやる、というスタンス。
それは結婚して10年経つ今も変わらずうまく家庭内で機能している。
今も繁忙期には自分自身も配達に出ることも。
その小柄な体格からは想像できないが、ハイエース、カブ、ママチャリを乗りこなし丁寧にお客様に届ける役目も担うのだ。
近くで見ていると家族経営ならではの役割分担がナイスコンビネーションで回っていると心から感じる。
くだもん屋さんのワーママ:1日のスケジュール
6:50 起床(ご主人は毎朝4:00には起床し自分で用意し市場に出向く)
7:00 姉妹が起床。長女(小2)のお弁当を作りながら自分も朝食を食べる。
7:50 お姉ちゃんが小学校に出発。
8:05 次女(6歳)を保育園バスに乗せて見送る。
自宅でメールチェックや事務処理をして終わり次第倉庫に出向く。
(配達の具合によっては早朝6:00に倉庫にきてギフトを詰めてから、家に戻ることも)
12:00 基本、家で昼ご飯を作って食べられる準備をしておく。
この時もお母さんとアウンの呼吸でどちらか早い方が御飯の準備をすることになる。
※昼ご飯が終わり次第、また倉庫に戻る。
13:00 倉庫で作業をする。
18:30 (繁忙期)保育園、児童館へ子どもたちのお迎えに行く。
これも手の空いた人が行く。(自分、夫、お母さん)
18:50 帰宅と同時に夕飯づくりスタート
※子供たちは先に二人でお風呂に入ってくれる。
ご飯の用意をしながら時々手伝う。
19:30 夕食タイム
21:00 夕食タイム終了
※夕食タイムをじっくり取って、家族で沢山の話をする時間にしている。
21:30 2階に上がって寝る
※子供たちは即就寝が通常。
※自分も一緒に寝落ちすることもある。
22:00 事務作業の残りをしたり、好きなこと(漫画を読んだり、TV観たり、スマホをいじったり、洗濯したり)
この時やっとゆっくり椅子に腰を下ろすことができる。
0:00 就寝
生活の工夫
・ながら家事を励行する!
⇒毎日土鍋でご飯を炊くという梨帆さん。
私Megにとってそれはとても手間に思えるけれど、土鍋で炊く時間を利用してできることをやるだけだから苦にならない。
・無理はしない。衣食住の最低限揃っていたらいい、という考え。
・掃除機も皆が集まって過ごすところだけかける。
⇒結果、家族にとって居心地のいいリビングになっている。
ワーママが陥りがちな完璧でなくてはいけないとワーママが追い込まれがちな家事・育児をうまーくかわしている印象が見受けられる。
私も手を抜いてるはずなのに、なぜか自分の首を絞めていたんだということに気づかされました。
子育て持論とは?
1.子どもが口にするものは忙しくても基本的に手作りする!
食育の一環として、買うものの品質も確認する。
そう意味で、お野菜にもこだわる。
京都市北区の農家さんは「上賀茂の野菜」として美味しい野菜を沢山育てている。
子どもたちの友達の家が農家さんだったら、そこにお願いして美味しい時期のお野菜を調達する。
子どものフルーツ離れと同じく、野菜離れも感じている。
その中で、「〇〇ちゃん(子どものお友達)のお父さんやおじいちゃん、おばあちゃんが一生懸命美味しくなるように作ってくれたお野菜だよ」と言って食卓に並べる。
子どもたちにとってより特別な、身近な野菜となり感謝の気持ちも育まれる。
それはとっても大切なことと実感している。
2.たまにある休日は子どもが行きたい場所より、大人が行きたい場所を優先する。
そこで子どもと楽しむ方法を見つけ出すし、子どもにも楽しさを見つけ出す方法を身に付けてほしいから。
遊園地や流行の場所は、今後子供たちが大きくなって自分で行けばいい。
家族みんなが揃って何かをする、楽しみを見つけるということは特に今しかできないという価値を感じている。
季節を満喫できる遊び方を沢山知っている小笠原家。
家族とは?
自分の素を引き出してくれる存在。
自分を100%受け入れて、フォローしてくれる存在。
お義母さんは実のお母さんより実の 『母』 という存在。
義理という字を使うのは好きじゃない。
それくらい、本当の母くらいに、支えてもらっていると感じているから。
(このインタビュー時にそれを聞いて、文字にして初めてわかる嫁姑の間柄だと発見できました。
この記事では最初から「お母さん」と表記しているのはそんな理由なのです。)
夫は友達であり、上司。
仕事でお互いの想いが強い分、ぶつかることもあるけれど、夫がケロッとして切り替えの早いタイプ。
ダラダラ引きずることはないから本当に助かっている。
子どもたちにはガツンと言うことも多々あるけど、あとから「ごめんね」と後悔することはほとんどない。
その時に必要だ、と思う叱り方をすることを常に心がけているから。
自営業がゆえの子どもとの時間が少ない中、どれだけ共有時間を作るかを考えている。
時間が空いたら必ず子どもと一緒にできる遊びをするよう心掛ける。
ママー、と自分を求めてくれる時はずっと続かないと思うからこそ一緒の時間を大切にしたいな。
『今のところママである私には誰もかなわへんよ!笑』
子どもとの間にその信頼関係があるからこそ、叱るときはしっかり伝える、というやり方が私も見習いたい姿勢です。
たまに、今何に対して叱っているのかを見失いがちな私です。(反省)
お母さん(夫の母)との同居を通じて感じること
お母さんがいなかったら子育ても仕事も何もできていなかった、と日々思う。
自分の親やったら逆に同居は無理だと思う。求めすぎてしまうから。
おおらかな性格でいてくれるお母さんのおかげで毎日の忙しさも乗り越えられる。
家でも仕事でも一緒に生活を共にしているのにその感謝の気持ちは他人である私(Meg)にもずっしり伝わる。
一番の理解者!
仕事とは?
この先たぶんずっと続けていくこと。
ギフトを作ること、毎日同じものを作っているつもりでも、フルーツは生もの。
日によっても変わるコンディションの中で毎回同じ見た目、仕上がりでないことに面白さややりがいを感じる。
やっぱり好き。
箱詰めもその日によってびっしりきっちり入るときは本当にすっきり気持ちいい!
でもなんか今日はしっくりこない、という日もある。
そこに助け舟を出してくれるのはいつも夫。
どんなものでも、用意された箱にきっちり美味しそうに詰め切る。
そこは夫には絶対かなわない(笑)
そう話す梨帆さんもとっても幸せそう♪
お互いが強みを把握しているからこそ、互いに尊敬しあうことは忘れない。
この二人は本当に果物を大切に思って、そこに携わる人々をも大切に想っている。
それは丁寧に作られた果物一つ一つの説明カードや、ラッピング一つ、リボンの結び方一つにまで現れている。
世のお父さんに言いたいこと
どんな小さいことでもいい、子どもをみる、家事少しでもしてくれたらとっても嬉しい。
周りのお父さんと比べる必要はないけど、周りの友達のお父さんを少し見て自分が
少しでも、やってみようかなと挑戦することは大切なことと思うし、少しでもこちらにはしっかり伝わる!
本当は1日だけでいいから入れ替わりたいと思う(笑)
奥さんがやっていることぜーんぶやってみてほしい!
新米ワーママに伝えたいこと
自分が上向きになれる、刺激をもらえる友達を持つのがいいかもしれません。
無理して友達を作る必要はないけど、自然に出会える、と気楽に考えて。
子育てもこうあるべき、と決めず無理をしない。
それぞれ環境や子どものキャラクターも違うのだから、こうでないとダメと考えずに。
育児書を読むなら都合良くとらえた方が楽ですよー。
インタビューを終えて
いかがでしたか?
私は少なからず彼女のキャラクターやご家族をよくわかっているつもりでしたが、甘かった!
梨帆さんや、そのご家族の、フルーツに対する愛情や仕事にたいする想いに迫ることができて本当に良かった。
それぞれの想いを知って青森屋さんのフルーツをもう一度味わってみよう♪と思う。
そのフルーツを選りすぐってくるのは旦那さんの重要な役目。代わりはいない。
美味しいものはもちろん、そのフルーツの作り手としっかり対話をし、お客様を笑顔にできるという判断で契約をする。
その過程をとても大切にするのは家族みんな同じ。
フルーツを通して社会を笑顔に!
大切な方へ、いや、まずは自分や家族が笑顔になるフルーツ各種取り揃えて、ベストな食べ方まで教えてくれる。
価格もこちらの希望を聞いて詰め合わせてくれます。
そんなあったかい〝くだもん屋″ が京都市北区にあります。
お問い合わせはこちらから!
select fruits
青森屋(あおもりや)
ワークサイト:京都市北区西賀茂大深町64
TEL&FAX:075-494-3331 / 075-494-9560
Facebook:facebook.青森屋
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