離婚をしたいと考えている、ママ(パパ)へ伝えたい。『子供の気持ち』

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kachi

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3歳10ヶ月♀の子供を持つワーママ。 はじめての育児と家事に追われる日々。 子供との未来へ向けて、日々奮闘中。

今、離婚したいと考えているママ(パパ)は、この世界にどれくらいいるでしょうか。

離婚を考えたときに最初に考えること、それは『子供』のことですよね。

離婚したら子供はどうなるのか
子供にとって、マイナスにならないか

離婚したら子供はどう思うのか
子供にとって、悪影響になるんじゃないか

子供のためにと、親はたくさん考えます。
最善の策を。

本当に最善だといえるのでしょうか。

例えば、子供はあなたが離婚したいことを知っていますか?

『まだ子供が小さいから・・・。』

それは間違いです

何故間違いなのか?
子供の気持ちという前に、自分が子供の立場になって考えみてください。

実際に親の離婚・再婚など、一通りを経験したYU。

離婚したいと考えているママ(パパ)たちへ、子供目線で気持ちを伝えたいと思います。

する?しない?離婚は子供のためなのか

離婚

ひとむかし前、離婚のイメージは、聞こえも悪く、はずかしいことでした。

現在は以前より離婚に対しての考え方の変化や、働く女性が増加など、経済的な理由もふまえ、イメージ自体は悪いイメージだけでは、なくなってきていますよね。

現在はそんなイメージとは裏腹に、年間に離婚する家族はたくさんいます。

厚生労働省の調査によると、平成27年度の離婚件数は22万6215組。
平成14年以降は下降傾向ですが、それでもすごい組数です。

同居期間別にみた離婚件数の年次推移-昭和22~平成27年-

夫・妻の年齢階級別にみた離婚件数構成割合の年次推移-昭和25~平成27年-

厚生労働省発行PDFより引用:35ページ離婚の動き Divorces

図をみるとわかりますが、昔より10代や20代での離婚件数が減っていますね。

お見合いで若いうちに結婚したり、できちゃった婚などが晩婚化で減っている・・・。
そんな感じでしょうか。

その分、高年齢での離婚が増えているのもわかります。
いわゆる熟年離婚ですね。

子供が小さいうちは離婚をせず我慢し、子供が大きくなり離婚したケースでしょうか。

昔も今も変わらないところといえば・・・
子供たちにむけられる周囲の目

片親だから・・・。』
かわいそうに・・・。』
などなど。

周囲から聞こえてくる言葉は、昔も今も変わらないです。

正直、子供としては、片親であろうと両親であろうと関係ないこと。

何故関係ないのか?
どちらであっても、親が子供に対して『真剣』に『大切』に『大事』に、愛情をもって接していれば、それでいいからです

子供のために離婚する・・・。』
子供のために離婚しない・・・。』

離婚を考えているママ(パパ)から、そんな言葉をよく耳にします。

それって本当に子供のためになっているのでしょうか

私には、片親が違う姉、両親一緒の歳の離れた兄、血のつながりのない姉がいます。

「(離婚しないのは)あなたのためよ。」
と私の母は、よく言っていました。

母によると、私が産まれてすぐ『離婚』の話は出ていたそうです。

それなのに、子供が小さいうちはとか、兄と私が一緒にいれるようにとか、かわいそうだとか、理由をつけて離婚をせずにいました。

今思うと、片親が違う姉とあまり一緒にいれなかったことを、悔やんでいたのかもしれません。

私(子供)のため・・・?』

初めて親が離婚を考えていると聞かされたのは、小学校3年生の時。
離婚は、私が高校を卒業してからでした。

離婚の話を聞かされるまえもあとも、私の気持ちはそこまで変わりませんでした。

小さいながらも、やっぱりなという気持ちがあったからです。

親は、子供のためと隠しているつもりだったのかもしれません。
私の目の前では、喧嘩はしないようにしていたのでしょう。
それでも、夜中に言い合う声や、物音で、子供ながらに気がついていたのです。

離婚しないのは子供のためですか

私の話は、一例で子供の前でも仲良く振る舞っている家庭や、色々な事情が家庭にはあります。

DVが酷く、生活苦で、子供を守るために離婚をする。

そんな家庭もあると思います。

ですが、それは本当に子供のためですか。
子供のためではなく、自分のためではないですか

確かに離婚は、子供にとってつらいことです。
ですが、考えてみてください。

つらいだろうから
あなたのためだから
まだ小さいから

耐えている親をみて、子供はどう感じているのでしょうか・・・。

子供のためにと、つらい思いをしている親をみているほうが、よっぽどつらいのです。
それならば、いっそのこと離婚してしまえばいい。

自分のために離婚する!
自分のために離婚しない!

自分のためだと、ママ(パパ)が言えることが子供のために繋がる。
そう私は思います。

『子供の気持ち』は、『影響』を考えるのではない。『気持ち』を考えて

三組に一組が離婚する時代だとか、雑誌やテレビで見かけたことはありませんか?

これは間違いです

厚生労働省が出している統計は、その年の婚姻数と離婚数なので、その年以外で結婚した人数が含まれていません。

婚姻件数及び婚姻率の年次推移-昭和22~平成27年-

厚生労働省発行PDFより引用:31ページ婚姻の動き Marriages
だからといって、離婚が少ないわけではありません。

数十年前とは明らかに変わり、まわりで離婚したという人が増えたと感じますよね。

芸能人が離婚しただの、離婚をとりあげるマスメディアが増えたことで、離婚はしやすくなったのかもしれません。

あの人も離婚しているんだし、私も大丈夫・・・。』

軽い気持ちで離婚する。
それだけは、絶対にやめてほしい

子供がいないなら、夫婦ふたりで決めるで良いかもしれません。

でも、子供がいて離婚するのなら、真剣に子供と向き合って、子供と離婚についてはなしあってほしい

子供と向き合い、話をすることで、今の子供の気持ちを知ってほしい

「100%子供にバレずに、しあわせだといえる環境がつくれる!」
というのなら別です。
ですが、隠しとおすのは正直ムリです。

0歳児の赤ちゃんでも、親が喧嘩していたら、その空気を感じとっています。
泣き止んだり、一生懸命に喧嘩から気をそらそうとしたりします。

実際に私が娘の前で、喧嘩をしてしまったときの話です。
もちろん、娘は喧嘩とは、わかりません。

わからなくても、いつもとちがうママとパパの雰囲気を感じとったのだと思います。

わかっていなくても、心への負担が大きかったのでしょう。

娘は、夜中にいつもの夜泣きとは、明らかにちがう泣き方でいきなり泣き出しました。

「うわぁあぁ~~~っ!!」と・・・。

そのとき、もう二度と娘の前で、喧嘩しないと誓いました・・・娘、ごめんね。

今、その時点での、子供の気持ちを考えてみてください
その後に子供の未来を考えてみてください

離婚する・しない、どちらかの決断を、あなたがしたとします。

子供が一緒に笑っていられる未来が考えられるなら、それが正しいのだと信じましょう。

信じて突き進んでください。

自身がない状態だったら、子供はそれを感じとります。
もし、それを嘘をついて隠してしまっても、子供は敏感に感じるんです。

その嘘が、バレてしまったときのことまで考えてください。

親に嘘をつかれていたと、わかったとき。
あなたの子供はどう思うのか。

なんで本当のことを言ってもらえなかったんだろう・・・。」

悲しい顔をしていませんか。

私も何度となく親に嘘をつかれました。
そのときは、わからなくても、何年かして嘘だと気づく。

嘘をついてでも、子供のためにと思って言ったのだろうなとわかります。

それでも、子供からすれば、本当のことをはなしてくれてたらと思ってしまうのです。

親からすれば、離婚することが子供に悪影響になるのでは?と考える人もいますよね。
悪影響をあたえないために嘘をついたと・・・。
その嘘が悪影響です

たまに離婚が影響で、グレたとか聞きますが、それは本当の理由でしょうか。

子供は誰しも、思春期をとおります。

思春期のときは、子供も親のせいにして離婚したから、私はこんなになってしまったとか理由をつけたりします・・・。
ですがこれって、結局は気持ちのもちようなんです。

片親でも楽しく毎日を過ごしていて、仲良し親子の家庭もあります。

思春期に、両親でもグレる子はグレますよ。笑

子供がぐれてしまって、まわりの目が気になって、何かのせいにする。

離婚したから、こうなった

そうじゃない。

子供に向けている、今のあなたの気持ちや態度をみてください。

こんなはずじゃなかった
こんな子じゃなかった

生活がかわり、生活苦でそんな気持ちが顔にでてしまっていませんか。

その気持ちが、子供には伝わります

親が、離婚してもしなくても、子供といてしあわせと思っていてくれたら、子供にもその気持ちが伝わるものです。

子供のためなら『ママ(パパ)がしあわせになること。』

ママ(パパ)が、自分のしあわせになると考えた上で取る決断は、子供もしあわせだ

そう信じてください。

親が、子供がしあわせなら自分もしあわせだと思うように、子供も同じです。

ママ(パパ)が心から笑ってくれていたら、嬉しい。
子供だって、それが本心です。

だからまずは、あなたが心から笑えるように決断してください。

離婚しても、しなくても、つらいと思うことは必ずあります。
ですが、あなたが決断し、それがしあわせになる方法だと思ったのなら、子供は信じてついていきます。

というか、子供はついていくしか選択肢がないのです。

ときには、反抗したりすることもあります。
それでも結局は、親子です。

子供は親を選べません

好きでも嫌いでも、親は親、当然、反対もそうですよね。
親子じゃなくなることは、一生ありません

たとえ再婚して、血のつながりがない親や子供であっても、親子になったのなら親子です。
生みの親、育ての親がちがったとしても、どちらも親です。

子供もはじめは、どうしていいのかわからず、感情がうまくコントロールできません。

それでもママ(パパ)にとってしあわせならとは思っているのです

だけど、生みの親のママ(パパ)にどう接したらいいのか。
育ての親になるママ(パパ)にどう接したらいいのか。

子供は両方に気をつかって、場合によっては3人すべてに気をつかいます。
心と体のバランスが崩れてしまい、体調がおかしくなることも・・・。
これは、小さいときでも、大きくなってからでも同じだと思います。

言葉では大丈夫と言っていたとしても、身体がついてきていない。

私もそんな経験をしました。
離婚する直前まで、私をとおして離婚話をしていた親。
離婚届に、ハンコをおす・おさないの言い合いまで私をとおしてやっていました。

中学生のあるとき、まったくといって記憶はないのですが、親に怒鳴っていたり、玄関まで歩いていったり・・・。

友達にふと言われました。

「昨日、電話の途中で寝たよね?その後、あれ起きてたの?」
「ん?ごめんね!途中から寝ちゃったのか記憶がない。」
「めっちゃ怒鳴ってたよ・・・?お母さんに。」
「え・・・?」

もう精神が崩壊しかけていたのだと思います。

あとから母に聞いたのですが、その頃は毎日のようにそんなことがあったそうです。
自分では夢だと思ってました。笑

そのあとは、母についていったときも、父についていったときも、父が再婚したときも、寝るときに部屋を真っ暗にできなくなったり、寝られなくなったり・・・。

離婚したからではないです。
ちゃんとお互いの気持ちを伝えてもらえなかったから。

ママ(パパ)のつらい感情がみえてしまっていた。

しあわせじゃない二人、これは誰のせい・・・?

私がいるせいだとまで思ったこともありましたし、言われたこともありました。

これは親としてダメですね・・・。

どんなにつらくても、絶対に言ってはいけない言葉

ここは今でも反面教師にしています。笑

結婚して、子供ができて、離婚する・しないにせよ、自分の選んだ人生。

それでも人間は、後悔する生き物です。

後悔することがあったとしても、しあわせだったといえる決断をしてください。

決断したら、子供と一緒に前に進んでいきましょう

あなたがしあわせになると決めた道が、子供のためになると受け止めてください。

まとめ

離婚したら子供はどうなるのか
子供にとって、マイナスにならないか

離婚したら子供はどう思うのか
子供にとって、悪影響になるんじゃないか

答えは?
あなたがしあわせで、子供と笑って過ごせるのならマイナスにも悪影響にもなりません

大切な家族だからです
そんなのきれい事にすぎないと思うかもしれません。

だけど、これだけは忘れないでほしい。

離婚しても・しなくても、相手(ママ・パパ)の悪口だけは子供の前で言わないでください。

あなたにとっては嫌な存在になっているかもしれません。

それでも子供にとっては大切なママ(パパ)なのです

わざわざそれを嫌いな存在にする必要はありません。

例えば、再婚した相手を好きになってほしいからと焦って、元ママ(パパ)の悪口を言ってしまうなんてことは絶対にしないで。

子供のためをと思うなら、まずは自分を見返してみてください。

『子供のため』を言い訳にしない
『あなたのため』です

子供が成人して結婚して、親という立場になったとき、そのときには、あなたの本音をこっそり伝えてみてください。

親になった子供は、あなたの経験もいかして、自分の子供を育てていきます。

ママ(パパ)、自分が思い描いた、未来の子供のしあわせそうな姿を忘れないで。

私は、子供は、ママ(パパ)が大好きです。

私も、娘がそう思ってくれるように、しあわせになります。

ママ(パパ)負けないで!しあわせになりましょうね!

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