ママが育児と仕事の両立に行き詰まったら読んで欲しい。3人育児にハゲかけたワーママからのアドバイス。

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AKATSUKI
7歳♂4歳♂1歳♀の3人の子供を持つワーママ。workingmoms.me編集長。 システムエンジニアとして就職するもマタハラを受けて退職。 以来派遣社員として働くが、妊娠するたびに退職。 母として、女性として社会で働く難しさを痛感。自分は社会に必要のない人間なのでは?と葛藤し、2017年7月1日に同じ思いを持つワーママとworkingmom.meを立ち上げる。 ワーママプロジェクトとしてライター養成や独立支援プログラムを発足。新たなプロジェクト立ち上げに日々奮闘中。

ママも人間です。疲れ果てて何もできない状態になることはよくあります。
育児と家事と仕事の両立に行き詰まって、泣いてしまうことも。

私も1番下の娘が生まれてからも、夫が毎日終電で帰宅。
夫はそのあと軽食を食べて朝の4時まで副業、という生活を2年ほど続けていました。
で、私の頭がハゲそうになっていたんです。

産後の腰痛と股関節痛で娘を抱っこして家事をすることができない。
保育園から子供たちが帰ってくると、ご飯・お風呂がおっくうでおっくうで。
あと片付けをする余裕すらありませんでした。

6歳の息子と4歳の息子には自分たちでお風呂に入ってもらって、娘だけをお風呂に入れる。
裸で部屋を駆け回り、自分は化粧を落とすこともシャンプーすることもなく、着替え。

ビチョビチョで外に出てくる息子たちを怒鳴る。

食卓はそのままの状態で絵本・寝かしつけ。
その間に何回も娘が泣き、その度に娘をあやしながら、息子たちを寝かす。

『ママがいい。ママと寝たい。』と息子たち。
『ムリなの!!!!!』と私。
そして限界の来ることが、ありました。

ひとりでトイレに閉じこもって泣いたことも、シャワーを頭にかけながら泣きじゃくったこともあります。
一生続く気がしていました。

授乳や子供の夜泣きで寝不足で、何度も朝起き上がれなくて、夫に朝ごはんを作ってもらう。
夫が保育園の準備をして子供たちの支度をして保育園へ送って行く。

何度も微熱が出たり、腰痛で歩けなくなったり、家族や友人にまでも迷惑をかけました。
もしあのとき、私の周りにサポートしてくれる家族や友人がいなかったらと思うとゾッとします。
88歳になる私の祖父母ですらそこにいてくれるだけで、娘を見てくれるだけで有り難かったです。

そうまでして私たちはなぜ働くことを選ぶのでしょうか?
今回はそんな3人育児と仕事の両立にハゲかけた私、Akatsukiが生み出した行き詰まった時の考え方をお届けします。

自分の欲求を満たしてみよう

生活のためだけだったら、子供を家で見て幼稚園に入れて、小学校に入ったタイミングで再就職だってできるはず。
それなのに私たちワーママが子供を小さいうちから保育園に預けて働くのは、生活のためだけでしょうか。
産後すぐに復帰したり、再就職を願うのはなぜ?

それは人間の欲求だからです。
自己啓発セミナーなどでよく【マズローの欲求段階説】の話をします。
職業訓練校でも3回ほど、有名なキャリアコンサルタントが来て就職支援の授業をしてくれました。
例のごとくマズローの欲求段階説を説明。

先日行ったた京都市ソーシャルイノベーション研究所の対談でもこの【欲求段階説】のお話しをされていました。
ソーシャルイノベーション研究所のホームページはこちら

生理的欲求

元々人間がもつ欲求。子供でも食べたい!飲みたい!眠たい!という生理的欲求を持ちます。本能レベルでの欲求です。生理的欲求が満たされると・・・

安全欲求

経済的な安定を求めるのも、ローンを組んで家を購入するのも、この欲求ですね。安心して住める家。安定した収入。

そのために私たちは働き、お金を稼ぎます。安全欲求が満たされると・・・

社会的・所属・愛情欲求

社会に属していたい、会社に所属したい、家族や集団をどこかに作り、所属の満足感を得たいという欲求。

そうです。子供を預けてまで外に出て働きたいのは、この所属の欲求が強い。人は家族や親子の枠を超えて、どこかに所属したいと思うのです。

さらに所属の欲求が満たされると、尊敬・評価・承認の欲求が出てくる。

尊敬・評価・承認の欲求

『働きながら子育てして偉いね』と言われることや仕事で認められること、夫にいつもありがとう。育児大変だね、すごい!と認められることなどがこの承認の欲求でしょうか。

育児・家事・仕事の両立に疲れても、夫に『いつもありがとう!!』と言われるだけで、頑張れちゃう。人間ってすごい。

自己実現の欲求

そのさらに上を行くと、自己実現の欲求が出てきます。自分のもつ能力や可能性を最大限に発揮したい!という欲求。

私が今まで会社に属して事務員をしていたのに、『私の存在価値ってなんだろう?やりがいが感じられない。私の代わりはいくらでもいる・・・』と感じてしまったのは、この自己実現の欲求が満たされていなかったのだと思います。
今は、こうしてライティングのお仕事やチラシづくり・店舗の集客など、自分の好きなことを仕事にしているため、私の存在価値って・・・?とは思いません。

下位の欲求が満たされると欲求はどんどん上へ上がっていって、自己超越へ上がっていきます。

自己超越

私はもう十分に欲しいものが手に入って、行きたいところへ行きたい時に行けて、買いたいものが買えて。じゃあ自分だけが豊かで何か嬉しいの?という感情が湧いてきます。自分が豊かで幸せでいても、自分のその周りの人、さらにいうならば日本や世界が豊かでないのに、私は幸せなんだろうかと考えるように。

人の欲求は満たされれば満たされるほど、どんどんレベルが上がって、もっとくれーもっとくれー!に変わっていきます。

少しづつですが、私たちはこれらの欲求を満たすために存在して、前へ進んでいく。自分の欲求を満たしてみましょう。

私は普段そんなにスーパーの買い物へは行きませんが、行った時に持って帰れないほどの量を購入。こんな形でも欲求を満たしています。
事務員をやめて、デザインの勉強をし、ライティングを仕事として自己実現の欲求を満たしています。

目標を見つけよう

ワーママだってサラリーマンだって退職を迫られたら同じ。

子供がいたっていなくたって、ワーママだってサラリーマンだって、明日会社がどうなっているかなんてわからない。

私が海外に住んでいた10年前は『日本人』=お金持ち・クール・豊か・最先端みたいなイメージがあって、どこに行っても人気者でした。
イタリア人やフランス人やトルコ人に『私日本人の友達いるのよ!』なんていって連れ回されたこともあります。

今はどうでしょうか?

私たちはもしかしたらそのへんのアジア人の1人になっていて、お金持ちやクールや豊かや最先端と思われていたイメージが、もう崩壊している気がします。

じゃあ、何で?それは日本全体が弱ってきたからだと思います。

私たちは今まで、会社に入っても年齢がそこそこいけば、課長になり部長になりという過程があって人々のモチベーションも上がっていたのかもしれません。

ただ今は、もはやいつ自分の会社が潰れるかわからないような状況です。
大企業にいたって明日どうなるかわからない。
私だって、東証一部上場企業に正社員として勤め、産休明けに仕事を失いました。

私たちは会社に依存しています。それは1本足で歩いているようなもの。

私のようにマタハラにあって、会社を追い出されたら、立てなくなる。

でももし、あなたが会社で働きながら別の収入があったら?1本足がなくなっても、もう1本で立てる。そう、それが本当の意味での自立なんじゃないかなって思うんです。

私たちワーママは、というよりママリーマンは、【明日もう来なくていい】という恐怖と戦っています。

だからこそ、自分自身を高め、スキルアップをしていってほしい。行き詰まったからこそ、学ぶことをやめないでほしいと思っています。

育児・仕事に行き詰まったら、将来自分はどうなりたいか、どうしたいか考え直してみよう。自分と対話して、見つめ直してみよう。

お休みの時にパパに任せて学校に通ってみる。友達と夢を語り合う。目標を見つけ、始めましょう。

誰かに頼ってみよう

育児や仕事でいっぱいいっぱいになったら、というよりもそうなる前に誰かに頼ることってすごく大事。

行き詰まって目の前が真っ暗になって抜け出せなくなる前に、その気持ちを声を大にして誰かに話すこと。

そして、いっぱいいっぱいになる前に夫や家族に、友人にご近所に1時間でも2時間でもお願いして自分時間を作る。

誰かに頼ったり、少し甘えることに罪悪感をもつこと、全くないと思っています。

1人でできることは限られていますが、みんなで子供を育てればいい。

どんどん頼っていきましょう!!頼られた側も、本当は嬉しかったりします。

核家庭で自分たちだけで子育てしがちですが、そこで子供たちは親以外の価値観も身につける。

自分の家ではOKなことも、他のお家ではNOかもしれません。

ぜひ誰かに頼ってみましょう。

<まとめ>
今日は、人生を迷って行き詰まって辛かった私、Akatsukiがどう行き詰まった人生を考えるかを発信しました。

人は迷います。

明日が見えなくて、辛いこともあるかもしれません。

でもそれが一生続くわけではありません。

子供たちも1日1日成長していく。

そして私たちにも余裕が出てきます。

自分がしたいことをトライしてみてください。欲求を満たしてみてください。

欲求を満たしたら、次は何がしたいのか、考えてみてください。

誰かを頼ってください。

家族だって友人だってご近所さんだって。

みんな頼ってつながってご縁を広げてください。

愛する人を守ってください。

そして何より自分自身を愛してください。

あなたはもう、1人じゃない。

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AKATSUKI
7歳♂4歳♂1歳♀の3人の子供を持つワーママ。workingmoms.me編集長。 システムエンジニアとして就職するもマタハラを受けて退職。 以来派遣社員として働くが、妊娠するたびに退職。 母として、女性として社会で働く難しさを痛感。自分は社会に必要のない人間なのでは?と葛藤し、2017年7月1日に同じ思いを持つワーママとworkingmom.meを立ち上げる。 ワーママプロジェクトとしてライター養成や独立支援プログラムを発足。新たなプロジェクト立ち上げに日々奮闘中。

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