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ワーママリアルボイス第6回は京都市在住Webライターやライティング講師をされている吉見夏実さん。
小6の男の子を持つスーパーライターワーママです。
子育ての持論も世の中へ伝えたいことも、「そうそうそう!私もそれが言いたかったんだ!」と自分の思いを言葉にしてもらえた編集長Akatsuki。
そしてなんと!明後日2017年8月11日に
『頑張っているのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』
を出版される夏実さん。
目からウロコの持論ばかり!さすがです。
わたくしAkatsukiがリスペクトしてやまないライター夏実さん。
インタビューさせてもらえて恐縮でございます。
そんな夏実さんのインタビュー!ぜひ最後までお楽しみください!
夏実さんってどんな人?
大阪教育大学を2年で中退。
その時は「どっちみちあまり大学へ行っていないし、早く当時の年上彼氏と結婚したい」と思って結婚。
結婚してすぐに妊娠。21歳で出産。専業主婦となる。
妊娠中に暇だったのでアフィリエイトビジネスでお小遣い稼ぎをしていた。
自分でサイトを作って月1万円くらいは稼いでいた。
出産後は忙しくて専業主婦に。当時は夫の手取りが12万で貧乏生活を送っていた。
子供が1歳半のときに保険会社に就職。
子供がいても働きやすい会社を選んだ。残業や、休日出勤の際はファミリーサポートを使うことも。
子連れにも優しく、先輩ママがたくさんいて、育児のことを教えてくれたため不安は少なかったように思う。
2008年リーマンショックがあり、当時の夫が派遣切りにあう。
福岡から大阪の元夫の実家へ引っ越すもうまくいかず離婚。
専業主婦で離婚を決意し、2009年京都の実家へ息子を連れて帰ることに。
すぐに実家を出て息子と2人で暮らす。
シングルだと全然正社員での仕事が決まらずに、採用が決まったのはエステサロンでのアルバイト。
子どもの熱などで仕事を休まなければならないときは、悪いことをしているわけでもないのに謝らなければならないことに精神的苦痛を覚えた。
子供がいて日曜日シフトには入れないから謝るということもあった。
他のスタッフは休日も関係なく仕事をしているのに、私は必ず日曜日は休まなければならないことに葛藤を覚えたことも。
バイトから契約社員になって月20万ほどの収入でやりくりしていた。
しかし、3年目に入ったころから働いていたサロンの経営がうまくいかずに報酬を減らされる。
収入が減り、転職を考える中でたどり着いたのがランサーズ。フリーランスという働き方。
日本最大級のクラウドソーシング、ランサーズに登録。
エステサロンの仕事をしながら、ちょこちょこ副業をやってみた。
最初の1週間で4000円くらい稼げた。
1ヶ月間の副業で子どもが寝てから夜2時間ほどやって6万円稼げるように。
『頑張ったら、もっともっと稼げるんじゃないか?』
『1日中やったら10万円くらいにはなるんじゃないか?』
と思って転職活動をするため、仕事を辞めた。
ところが転職活動をする暇がないほどライティングの仕事が忙しくなり、ランサーズに登録してから4ヶ月で月収入が20万越えに。
2014年2月に再婚。
フジテレビのバイキングに出演したり、2015年にランサーズのLancer of the Year2015を受賞。
現在は、オンラインサロンやライティング講座、Webライターの本を出版するなど、活動の幅を広げている。
フリーランスなら、自分さえ頑張れば自由に稼ぐことができる。
******
ライターとして5年経つと、知り合いに『こんなものが書きたい』と言えば、仕事をいただけるように。
お母さんが在宅でできる仕事はたくさんある、もっとランサーズを活用してほしい。と夏実さん。
すごいバイタリティを持っていらっしゃいます。
そしてなんと!我々ワーママライターへの指導に入ってもらえることになりました!嬉
ワーママライター1日のスケジュール
在宅時:
08:00 起床、家事
10:00 仕事開始(昼食はてきとうに)
16:30 買い物(バス移動が多いので移動中にもスマホで仕事)
18:00 夕食づくり開始
19:00 夕食、だんらん
21:00 仕事再開
23:00 仕事終了、お風呂入ったり本を読んだり(Twitterしたり)
01:00 就寝
※小6になる息子は小3くらいから朝食は自分で準備して登校してくれるとのこと!
打ち合わせや取材、出張などで月の半分以上は外で働いている。
そのため、在宅時以外はかなり流動的な過ごし方。
生活の工夫
1)スマホを多用する
ライターを始めた当初は単価が低いから、数をこなさないと収入は増えなかった。
ただ、家にいながら働けるのがうれしかったから、長時間働くこと自体は苦にならなかった。
でもある日、息子(当時小2)の爪が伸びっぱなしになっていることに気が付いた。
ちゃんと子供のことを見れていないのではないかと思い、仕事ばかりしてちゃだめだ、と思った。
PCを開いてしまうと、ずっと仕事をしていたくて家のことがおろそかになる。
だから、PCを開かないと仕事ができないとき以外、スマホを使うようになった。ネタ探し、リサーチ、画像選び、構成案の作成など、スマホでできる仕事はめちゃくちゃ多い。
スマホで作業していると料理しながらでもちょこちょこできるし、外出時に重たいPCを持ち歩かなくても作業ができる。
実働時間で言えば1日8時間~10時間程度だが、ほとんどがスキマ時間なので、体感としては1日5~6時間程度の実働時間。
2)家事は分担する
わたしは息子が小1のときにライター業を始めたので、乳幼児さんを育てながらライター業をしている人には本当に頭が下がる!!
我が家では、息子にはどんどん家事をさせるようにしている。(今は高学年なのでなかなかしてくれないけど…)
夫は会社員なので時間的にどうしても家事への参加割合が低くなるけど、食器洗いは担当してもらっていて、あと夫が休みの日には料理や食材のまとめ買いをしてくれることが多い。
3)家事家電の導入
昨年、ロボット掃除機を導入した。古い家なので部屋ごとに移動させてやらないといけないけど、一番広いリビングだけは予約機能で毎朝8時に動くように設定している。わたしがハウスダストやダニのアレルギーを持っているので掃除は本当に負担が大きかったが、ロボット掃除機を導入してからはかなり楽になった。
参考→ロボット掃除機の選び方とココロボ(COCOROBO)RX-V95Aを使ってみた感想
今年に入ってからは、ドラム式洗濯機を買った。前に使っていたのは縦型の小さな洗濯機だったので、毎日3回も4回も洗濯していた。(アトピー持ちだからシーツやカーペットもこまめに洗っている)
洗濯回数が1~2回に減り、干す手間がなくなり、最高です!!
参考→ドラム式洗濯機を使ってみてわたしが感動・びっくりしたこと6個
本当は食洗機もほしいけど、食器洗いは夫がメインでやっていて、夫はあまり家事の時短というのが好きではない人なので難しい・・・
夫が忙しいときはどうしてもわたしが食器を洗わなければならず、「食洗機があれば・・・」と思っている(笑)
子育ての持論
わたしは小学校教員になりたくて教育大に進んだぐらい教育に興味があって、自分が経済的に苦労したから、子どもには十分な教育費をかけてやり、そこそこの大学に行かせて、賢い大人になってほしいと思っていた。
ただ、フリーランスとして働くようになってからは少し変わった。
偏差値の高い大学に進学して大企業に就職することが、安泰とは言えないという当たり前のことに気づいた。
大事なのは正社員になるかどうかではなく、自分で稼ぐ力、自分で生きる力をつけなきゃいけない、ということ。
まぁ偉そうに子育て論を言える立場じゃないので細かい話は抜きにして、ただ、生きる力を付けてほしいな。と。たとえば、学校の勉強だってテストの点を取るためじゃなく、本質的な学びを得てほしいな、と思っている。
仕事とは?
わたしにとって、働くことはイコール生きること。
昔、安野モヨコさんの漫画「働きマン」で、「わたしは、仕事したなーと思って死にたい。」と言ったセリフがあった。当時は「仕事は生活費を稼ぐためのもので、人生をささげるようなものでは絶対ない」と思っていたけど、今はまさにそんな感じ。
お金も、ライターになった当初は「家にいながら会社員時代より収入が多いなんて最高!」という程度にしか考えてなかったけど、今は、もっと収入を増やしたい。
稼いだお金で、たとえば過去のわたしのように「お金に困ってるけど働きにも出られなくてつらい」みたいな人にワンコインで参加できるセミナーを開催するとか。
今はそこまでのことはできないけど、たとえば主宰しているオンラインサロンで得た収益は、なるべくサロンメンバーに還元できるように、地方のメンバーに会いに行ったり、本を買ってプレゼントしたりしている。もっと、そういうことをやっていきたい。
家族とは?
子供がいると特に、自由に地方出張に行けないとか、働ける時間が限られるとか、そういう制約がストレスになりがち。でも本当は逆かもしれないな、と。
家族がいなければ、わたしはダメになっていたと思う。
もともとだらしない性格だし、全然働かずに文句ばかり言ってるとか、もしくは際限なく働きすぎて体を壊すとか。家族がいなければそんなふうになっていたかもしれない。
制約はマイナス面ばかり見てしまうけど、本当はそうじゃない。制約があるからこそがんばれることってあるんだなぁと、考えている。
世のお父さん・世の中へ言いたいこと
言いたいことがありすぎる笑
わたしの夫は家事もやるし育児もやる人だけど、それでも、正直キツイ。
食器洗いやゴミ出しをしてもらっても、子供と一緒に遊んでくれても、学校のプリントをチェックして出欠表出したりするのはわたし。PTAや地域活動に参加するのもわたし。
夫は「今日飲みに行くから」って飲みに行けても、わたしは1か月以上前から「この日は出張に行くから休みとってほしい」と言わなければ行けない。
飲みに行くのも1か月以上前にお願いするか、もしくは夫の休日が確定してからその日に合わせて予定を入れることしかできない。
夫を責めているわけではなく、比較的恵まれているはずの我が家でも、わたしは十分キツイと感じているということを、世のお父さんたちや、世の中みんなに知ってほしい。
家事育児に関わらない夫だとか、社員を平気で遅くまで働かせる会社とか、そういう人たちが少しずつでも変わってくれればいいのに。
まずは、自分よりも相手を気遣うことかな、とも思う。
自分が早く帰りたいっていうよりも、周りに「今日は早めに帰ったらどうですか?」とか「疲れてそうだから有休とったら?」とか言っていけば、自分も休みやすい雰囲気になるんじゃないかな、とかそんなことを考えている。
新人ママに伝えたいこと・アドバイス
甘えるべし。
できないと思ったらできないって言えばいい、しんどかったらしんどいって言えばいい。夫に言って聞いてもらえないなら、自分の両親や義両親へ。友達へ。行政がやっている育児相談へ。
1人で全部やるなんて無理。子育てってみんなやってるから「わたしも頑張らなきゃ」って思ってしまうけれど、よく考えて。命だよ。1つの命を育てあげるってものすごく壮大なプロジェクトでは?
だから、絶対に1人でがんばらないでほしい。仕事は生活費を稼ぐという意味もあるけど、一方で社会とのつながりだったり、自己実現といった側面もある。場合によっては、子供と2人で家でこもっているよりも、仕事を持ちつつ育児をしたほうがかえって楽になる、という人もいる。
特に、わたしは長女気質で人に頼れないタイプで苦労したから、そんなことを思っている。
ワーママリアルボイスまとめ
今回のインタビューも、そう!それ!の連発でした。
私、Akatsukiが思っていても声に出せていない、言葉にできていないことを言葉にしてもらえた今回のインタビュー。
我が家の夫も、家事をしてくれるのはすごく助かるのだけれど、どうしても足りないところがある。
それをいちいち言いたくなくて、私がストレスを溜め込んでしまうことも。(※注:本人は十分していると思っています。)
仕事もして育児にも参加してくれて、家事だってしてくれているのに、
『いやいや排水溝の掃除したことありますか?髪の毛とったことありますか?え?トイレ掃除?誰がするの?』
『ペットボトルのラベルはがし、したことある?洗濯機の洗濯槽洗い、したことある?』
生きるということは、誰かが絶対に補っているということをお父さんにも忘れて欲しくないなあ。とつくづく思いました。
子どもの爪・・・うちもだいたい長いです。夫に頼むと片手だけ、足だけ・・・オーマイゴッド!
そして、お母さんが当たり前にしている家事は絶対に当たり前ではない。
声を大にして言いたい。
みんなよく頑張ってるよ。
育児もして家事もして仕事もして。
いっぱいいっぱいになりそうになったら、絶対に自分が壊れないように手を抜いてもいいんだよ。
お父さん!あなたがしていると自負している家事・育児は、お母さんが担っている家事・育児の半分にもなっていないはずですよ!笑
やっぱり、家族が単体で頑張るというのは限界があるな。
もちろんお父さんにはバリバリ仕事をしてほしいけれど、家族との時間も持ってほしい。
お父さんが早く仕事を切り上げて帰ってこられる日が平日に1日2日でもあって、育児・家事に積極的に関わっていけること、
それが普通!になる日本を目指して、発信し続けると心に誓ったAkatsukiなのでした。
今回も素敵なお話、ワクワクする未来のお話をスーパーライターの吉見夏実さんとさせていただきました。
夏実さんどうもありがとうございました!
は〜もっと時間欲しい〜!夏実さんの貴重なお時間をいただけて光栄です。
夏実さんの貴重な記事が満載のブログはこちら!
■ブログ:http://www.yoshiminatsumi.com
また、多忙を極められる中、直接お話が聞けるオンラインサロンもされています!
■オンラインサロン:https://lounge.dmm.com/detail/275/
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主婦でもWebライターになって月収20万円稼ぐ方法:https://note.mu/yoshiminatsumi/m/mf91ebee19722
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当ワーママライター陣への献本もしていただきました!みんなで熟読し、精度を高めるぞ!ぜひ!
■著書:『頑張っているのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』
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