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ワーキングマザー(働くお母さん)が転職する際に必ずと言っていいほど確認しないといけないことは、
保育園の保育時間と就業時間。
子供が熱を出したら休めるか、子育ての制度が整っているか。育休取得実績があるか・・・
私たちワーキングマザーは【子供がいるから】自分が就きたい仕事と自分が就ける仕事のはざまにいつもいる気がします。
私も正社員(システムエンジニア)→派遣社員(総務事務)→派遣社員(貿易事務)→嘱託職員(一般事務)と転職。
転職した際は、とにかく17:30〜18:00までに仕事が終わることを条件に選びました。
実家が遠くにあった時は、頼る人もいません。子供が熱を出した時にお迎えに行かせてもらえるかも、転職の条件にありました。
今回は転職を繰り返した私Akatsukiが今振り返れば後悔し、『あーあの時こう考えておけばよかったなー』というポイントと改善策を伝えます。
ワーキングマザーの転職の厳しさ。これが現実です。
私の場合、新卒採用でシステムエンジニアとして就職しました。
留学経験があって英語を話せたのでパソコンを使いこなせたら、世界中どこでも仕事ができる!と安易に考えての就職でした。
結局IT業界で英語を使用することはありませんでしたし、マタハラを受けて退社。
すぐに就職を探すとなると、子供がまだ1歳でしかも実家は遠い。
誰も頼れないということがネックになり、派遣会社に登録して子持ちOKの仕事を探しました。
パソコンを使いこなせるし、英語が話せるから、仕事なんて腐るほどある!と自分を過大評価していましたが、いざ蓋を開けてみると無い。
システムエンジニアは夜遅いし、英語を使うなら英会話教室の先生くらい。夜は20:00になるか、それこそ扶養内で数万円程度稼ぐことしかできません。
フルタイムで8:30〜18:00までの仕事なんて無い。
自分が何をしたいのかなど関係なく、パソコンを使って英語が使えたらそれでいい!と考えていましたが思い通りにはいきません。
そして結局派遣社員として総務事務に転職。
総務事務の仕事は会社の従業員の出勤簿を管理したり、備品の補充をしたりと、とても簡単なお仕事で私が休んでも他の派遣社員でなんとかまかなえる。
むしろ派遣社員全員が出社したら、やることがなくなるくらいのペースでお仕事ができました。
でも、私でなくても誰でもよい仕事にやりがいを感じなくなります。
私が休んでも仕事が回るんだったら、私いらないんじゃない?といった考えが出てきました。
結局震災を機に実家のある京都へ。実家で居候をしながら、働き出します。
この時もパートでよいとは考えず、とにかくフルタイムでやりがいのある仕事がしたい!
今までしてきた仕事は、パソコンを使ったシステムエンジニアと事務。私は英語が話せるから英語。
という条件だけで、未経験OKの貿易事務の仕事を始めます。産休の代替え要員だったため、6ヶ月の間だけのお仕事。
子供が入院したり、呼び出しがあったらお迎えに行って主任が私の代わりに対応してくれた。
それだけでとても有り難くて有り難くて仕方ありませんでした。
そして、6ヶ月を終えた時点で更新のお話をいただけたにも関わらず、妊娠が発覚。退職することにしました。
どうしてこんなにも働きたい!という思いと子供がいるという事実に左右されなければならないのでしょうか。
どうして子供がいれば私たちワーキングマザーは自由に職を選ぶことさえできないのでしょうか。
子供ができることは心底喜ばしいことなのに、妊娠を喜べずにいる。
妊娠は○年後まで待ってね。と言われる。
声を大にして言いたい。これが日本の現実です。
過去の経験をゼロベースにして考えてみる
私は、仕事を選ぶ時に今自分が持っているスキルを活かすことにしか注目していませんでした。
パソコンが使いこなせるから事務仕事。
英語が話せるから貿易や外国人とのやりとりをする仕事。
この自己スキルの呪縛から解き放たられることなく、新たな挑戦をすることはありませんでした。
パソコンが使える人も、英語が話せる人も五万といるのに、そこだけにとらわれていました。
だから、貿易事務の仕事の後も市の嘱託職員として一般事務に転職。
英語教育に関わるため、英語が使える。
市の嘱託職員は有給休暇や病気休暇がもらえ、少なからずボーナスがもらえる。というだけで仕事を決めます。
でも、私は果たして教育に興味あったっけ?これ自分のしたいことだっけ?
毎年来る更新の時期にビクビクしながら、次の更新はないよと40代になってから言われたら私、再就職どうなるんだっけ?という不安が出てきます。
公務員と嘱託職員との間にある格差にもだんだん嫌気がさして来るのです。
前職が好きで好きでたまらないから、同じ仕事を探したり、キャリアアップのために転職するなら素晴らしい。
でも、過去の経験にとらわれて私にはこれしかできないと考えるのは勿体無い。
もしかしたら、一旦ゼロベースにして考えてみると、自分がしたいこととは全然違った。と思えるかもしれません。
私たちワーキングマザーはとにかく過去にとらわれて新しいことへの挑戦ができなくなっている。
子供がいるから今までしていた仕事に似た仕事しかできない。そう自分の尺をせばめていませんか?
自分が生涯本当にしたいことかどうか考えてみる
スティーブ・ジョブズが点と点がつながって線になると言ったように過去の就業経験や過去のトラウマさえも、今につながっているのかもしれません。
本当はエステシャンとして活躍したいのに、子供が大きくなるまでは飲食店のランチタイムで仕事をしよう。
本当は留学カウンセラーの仕事をしたいのに、就業時間が遅くて諦める。
もちろん、子供がいることで仕事の幅はせばまることだらけです。それは仕方ありません。
でもその中でも自分が生涯かけてしたいことなのか考えてみてください。
だって子供たちは大きくなって自立して巣立ちます。
その時にあなたは空っぽになってしまいませんか?
10年後20年後子供が巣立った時に、何もすることがない。今まで何一つ考えてこなかった人と、未来を見据えて行動した人とは雲泥の差です。
たとえば子供が小さい今はエステシャンとして働けないけれど、子供が高学年になったタイミングで開業するんだ!と決めて主婦業+パート+エステの学校に通う。
『今は細々と節約して生活するけれど、5年後は転職してバリバリ仕事するね!』と夫に理解してもらう。そのために通信教育を受け学ぶ。
それは専業主婦だってそう。
今は子供が小さいから主婦業に専念する!と決める。
でも子供が巣立ったら料理教室を始めたいな。という思いがあれば、もっともっと料理について勉強する。
そしてその知識が、未来へつながっているということです。
あなたは未来を見据え、その努力を今していますか?
今の行動かあなたの未来を左右する。
さあ、今行動しよう。ワーキングマザーは迷惑だなんてもう言わせない。
ワーキングマザーだからこそできることだって、あるんだ。
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