ワーママ現役CA(客室乗務員)が実践する夫婦関係を改善する3つのヒント

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Megumi

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6歳♀3歳♂の2人の子供を持つワーママ。 編集長であるAkatsukiとは大学時代からの友人。 新卒で入社した航空会社を出産を機に様々な葛藤の中、退職。 モヤモヤ期間もつかの間、とあるご縁で母校の大学教授秘書として、母であり女性である環境を最優先した働き方を現在も続けながらworkingmoms.meの執筆。ワーママプロジェクトに携わる。

出産を機にCAという仕事を退職し、現在6歳の女の子と3歳の男の子をもつワーキングマザー、Megです。
退職時はというと、キャリアを自ら分断することへの絶望や、まだまだやれたのにという思い、子供と離れたくない思い、子供を預けて働くことへの罪悪感、何より私がワーママCAであることで夫婦関係が悪化しそうな不安に偏頭痛を引き起こす程悩みました。
それほどCAという職は不規則な生活で、泥臭く、地味な努力が必須で、決して華やかさだけがある世界ではなかったのです。

皆さんはCA、客室乗務員という仕事、ワーママCAにどのようなイメージをお持ちでしょうか?

・そんな不規則な仕事で育児できるの?
・旦那さんと生活リズムが合わずに夫婦関係が悪化して修復できなそう。
現実離れして生活がぬるそう。

などなど、耳にしたことがあります。
いや、実際言われたこともあります。

本当にそうなのでしょうか?

長らくCA職を離れた私はもはや上記の感情を発する側にいました。

ならば・・・
知りたい!
聞いてみたい!

今回は私の同期であり、ママ友であり、1人の女性として、4歳と1歳の男の子の母として、妻として様々な葛藤な乗り越え続けるYさん。
ワーママとして、歩みをとめない彼女の中にどんな決意があり、育児、良好な夫婦関係を築き続けてきたのか。
その心の持ち方に迫ります。

その1: CAは時間管理のプロ!?1分を無駄にしない母としての戦略

まずはじめに、少し余談ですが、CAの仕事は入社し、訓練から始まります。そこで様々な知識、所作を身につけるのですが、中でも時間感覚、タイムマネジメント力を徹底的に体で覚えさせられます。

実際のフライトで1分の遅延が、その日の大きな反省材料になるほど。

子育て中の1分、家事での1分、
皆さんはどんな使い方をしますか?
ワーママであればきっと工夫して無駄なく使いたい!ですよね。
それはCAだから、ではなく、普段から時間を意識して動くワーママにもすぐに実践できる簡単なことなのです。
意識するかしないか、それだけのことなのかもしれません。

ではYさんはどうでしょうか。

旦那さんが仕事で不在がち、かつ自分はCAとして時に家族がまだ寝ている早朝や、もうじき子供が保育園から帰ってくる、という時間からの出退勤。
改めてそれを聞いて私Megは育児や家事を手伝ってもらえない(辛い、悲しい、自分だけ)と感じる一方、Yさんにいたっては隙間時間を見つけては「よっしゃ今日のフリータイムの長さはいかに自分がスピーディーに家事を終わらせ寝かしつけまでもっていくかできまる!」という捉え方。

なに、この思考は!

つまり、子供にとって安心できる濃密な母との時間を演出することが自分を解放できる近道だ、とすでに分かった上での戦略的育児だ。

もちろん子供との時間が表面的なのではなく、きっちり向き合う。
でも、あくまで主体、主導権はいつも頑張る自分自身

子供との時間は、時間の長さではなく、中身を重視したものを心がける。それが目と目を合わせた会話だけでもいい、彼女が得意とする英語を子供たちに浴びせる時間や、絵本タイム。そこから笑いが生まれて安心して眠りにつける子供たち。

母親が時間感覚を持って、心を子供との時間に切り替えているからこそ子供たちは安心して甘えられる時間と認識している。

つまり、家事も育児も時間感覚を持つことで効率よく取り組め、もれなく自分のフリータイムという成果もついてくるのです。
自分が肩の力を抜ける『今日のフリータイム』を目標にしてみるのも一つですね!

その2: 働くお母さんは、あきらめることを学び自分を許そう!

例えば完璧じゃない自分の掃除の仕方、旦那さんがしてくれる洗濯物の干し方、預けてる実家での祖父母による我が子への対応、栄養バランスがかたよってても買い物いけなくて作れないから・・っていう献立とか。

それを諦めきれずに悪あがきするとまずは夫婦関係、次に子供たちに悪影響しか与えない。すでにこれらを経験しているワーママも多いはず。

母である自分が「働きたい」って言うことが、どれだけの嵐を周りに巻き起こしてるのか、自覚しないと、周りからの快い協力って、得られないなって思っている。

そう言うYさん。
しかし、それは彼女にとって決して我慢とか投げやりではなく感謝の上に成り立つワーママとしての心構え夫婦間、家族間の作法のようなものなのです。

その3: フルセンテンスは夫や自分をイライラから解放してくれる魔法の言葉と信じる。

ワーママたるもの、感謝の心を忘れてなんかいないはず!
では何故こんなに夫婦関係が悪化したり、一度悪化した夫婦の関係性が修復できなかったりするのでしょうか?

私はYさんの話を聞いていて一つの習慣に気づきました。
それは、誰もが多かれ少なかれ持っている「感謝の気持ち」と、それを表す「過不足ない言葉=フルセンテンス」で言葉を伝えていることです。

「いつもありがとう働かせてくれて」・・・思っていても声に出して言えますか。
「今日はとても体が疲れているから御飯が作れなかった、ごめんね」と、すべてきちんとフルセンテンスで伝える心構え。
それが彼女にはあったのです!(基本的にYさんのお家の家事はYさんが担っています。)
その手法が自分の心を安定させ、ひいては夫や子供たちの心まで安定させることを彼女は日々の習慣から確信しているのです。

本当はそう言う前にわかってほしい、という思いは一度少し頭からすっ飛ばして声に出してみてほしい。

そして、旦那さんもまた出張などから帰った際には「(安心して仕事に出させてくれて)ありがとう!」と声に出す。
お互いが仕事をする上で子どもを育てる、家事をすることにたいして必要不可欠な存在であるから感謝を声に出せるのです。

自分の喜怒哀楽を、態度ではなく、フルセンテンスで伝える。
それが夫婦関係を良好にする魔法のことばになるのです。

誰だって人はネガティヴなことを発するのは心が重く言いづらい。
ましてや気のおけない夫や家族にはどうしても甘えが出て「なんでわかってくれないの?」の感情が先に出る。
でも、少し時間を置き、心を落ち着かせて感謝を口に出せる自分が、5回に1回でいい、現れたらもっとあなたのワーママとしての誇りや妻としての心の持ち方が楽になるはず。

心を許しあっているからこそ、態度ではなくしっかり言葉で伝える。
それが夫婦関係を良好に保ち、どれだけ忙しく不規則な働き方だったとしても家族が安定するという法則だったのです。

魔法のことばによってYさんの旦那さんはどう変化したのでしょう

『日常の細かいイライラはあっても、だんなさん自身の子育てのスキルアップもすごくて、遅番勤務で帰ってきたら子供たちともう寝てたり、なんと!洗濯物をまわして干してくれてるという事もあって、疲れが吹っ飛んだりすることもしばしば!
だからほんと、感謝の気持ちが大きい!』とのこと。

なるほど、2度の出産、仕事復帰を経て、思いをきちんと伝えてきたYさんのワーママとしての成果なのかもしれないですね。
『魔法のことば=フルセンテンス』!

まとめ

いかがでしたか。
職種を問わず、ワーママは誰もが気づかぬうちに工夫をこらし、限られた時間を生きているに違いない。
他のワーママの工夫を、少しだけヒントにして楽になったらラッキーですよね。

Yさんの毎日も笑顔ばかり、ではなく子供に叱ったり、イライラがあったり、旦那さんと小競り合いもあるそう。

私も含め皆さんと同じなんです!
「特別なワーママ」ではないのです。

ただ、今までお話したことを自分のため、家族のために少し工夫しているだけ。

私(Meg)はそれを見聞きし彼女の工夫やマインドを学んで、生かしたいと感じ今を必死に頑張るワーママの皆さんにこの記事を届けたいと思いました。

日々の仕事以外で、育児や生活の中で何らかの選択をとっさにしなければならない状況が私も多々あります。
あなたの大事にするもの、判断基準は何ですか?

「だってワーママだから仕方ない」
「なんで私だけ」

ではなく、
私は、ワーママにしか得られない成果や成功があると信じています
そのために、私は、同じく働くお母さんである方々の工夫を知ろうとすること、共有することが大切で、自分が抱える苦しさやせわしなさから解放されるための賢明な手法だと強く感じているのです。

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6歳♀3歳♂の2人の子供を持つワーママ。 編集長であるAkatsukiとは大学時代からの友人。 新卒で入社した航空会社を出産を機に様々な葛藤の中、退職。 モヤモヤ期間もつかの間、とあるご縁で母校の大学教授秘書として、母であり女性である環境を最優先した働き方を現在も続けながらworkingmoms.meの執筆。ワーママプロジェクトに携わる。

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