『働き方を考える』ソーシャルイノベーションサミット2017 in Kyotoに参加して

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AKATSUKI
7歳♂4歳♂1歳♀の3人の子供を持つワーママ。workingmoms.me編集長。 システムエンジニアとして就職するもマタハラを受けて退職。 以来派遣社員として働くが、妊娠するたびに退職。 母として、女性として社会で働く難しさを痛感。自分は社会に必要のない人間なのでは?と葛藤し、2017年7月1日に同じ思いを持つワーママとworkingmom.meを立ち上げる。 ワーママプロジェクトとしてライター養成や独立支援プログラムを発足。新たなプロジェクト立ち上げに日々奮闘中。

社会に革命を起こす。私自身もそう考えてこのサイトを立ち上げました。

今までの常識、母親だけが子育てをするという風潮はもはやナンセンス。

女性の力を活用しなければ、日本の労働力は減る一方。

その反面で私たちは少子高齢化という社会問題を抱えています。

じゃあ、何をすればいいの?私にできることは何なの?
と、考えて私なりにボトムアップで社会に、市民に、そして国に、世界に日本の働くお母さんの現実を発信していきたいと思いました。

そして、ご縁をいただいて参加させてもらえたソーシャルイノベーションサミット2017in Kyoto。

社会活動に興味がある、編集長Akatsukiが7月28日京都市にある同志社大学まで行ってきました。

イントロダクションからスタート。
まずは、京都市長からの激励です。『100年の心理は東京で1000年の心理は京都で学べ』

今まで京都に住み、市長をお話を直接聞くことなく、33年という歳月が経っていました。

【繋がって、新しい価値を創造する】【100年先を見ていこう】

市長が発せられたお言葉は今までの常識を覆すものでした。
こんなリーダーが京都にいらっしゃったのか・・・今まで何も知らなかった私にとって一番の衝撃でした。
市長のお言葉にウルウルした私です。

そして京都市ソーシャルイノベーション研究所の所長である大室先生。

持続可能な社会を作りたい。
今すべきことを考えよう。
社会性を持って経済性を持つ。
世界的にも評価されている。
ちゃんと儲かるけれども社会にとってもいいことをやっている経営スタイルを広げて生きたい。


一言一言が、すべて重みのあるお言葉です。
全てが目からウロコのお話で、ただ事業をしているだけ、儲けているだけではいけないなと思いました。

ソーシャルイノベーションを推進する自治体のトークセッション


門川市長と大室所長、そして仙台市副市長と水俣市産業建設部長とのトークも刺激的です。

熊本県の水俣市は、暗い歴史を引きずってはいけない。
水俣市は『環境問題だけではなく、経済にも目を向けないと』と、四方良しの経営を学ぶ「四方よし経営の学び舎」を発足。

自社と顧客の利益最大化だけでなく、従業員・仕入先・住民などを含む社会全体の利益の最大化を図りながら経営行っていく、ビジネスリーダーの育成講座を開催されています。

四方よし経営とは、日本3大商人の近江商人が大切にした商売の哲学である「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」に加え、目に見えない価値観や地域の未来もよくしていくような経営のことを意味しています。

 この学び舎では、変化の激しい時代の中、地域から共感を得ながら持続可能なビジネスモデルを構築していくための経営哲学、ビジネスアイデアについて、参加者それぞれが考えるものです。

熊本県水俣市ホームページより

自分ごととして具体的に行動することが、大切です。

宮城県仙台市は京都よりはるかに起業率が高く、女性起業家も多い。課題は、企業が小さくて地域の雇用を支えるような事業にはなっていない。
また、東北地方は深刻な人口減少と高齢化問題を抱えている。

仙台市では来たる2018年2月にソーシャルイノベーションサミットin Sendaiを控えて社会活動に力を入れている。

【いかに人が自分の考えを生かして繋がって行動を起こして未来に繋がって行くか】
門川大作市長からのお言葉を胸に、われわれも繋がって行動を起こしていきましょう!

パネルディスカッション


連携をする、コラボレーションをする、必ずしも連携が最初ではなく、それぞれがやりたい人がやりたいことをやっていく。

最初の目的ではなく、自分がやりたいこととビジョンが大事。

やりたいことをやているうちに公益性につながる。

日光珈琲さんの場合、

自宅にカフェを作り、立地が路地裏だったため、集客のためにイベントをやってみた。
仲間を集めてコミュニティーができてきた。
仲間がお店をやり始めたので手伝う。
自然と自分のカフェの集客にもなっていく。
当たり前のことを当たり前にしていただけ。

プロジェクト粟さんの場合、

転職した意識はなく、自分たちは自分たちのやり方で、誰もやっていないなら、自分がやると考えた。
粛々とやってきた。基盤が必要だと思った。気がつけばパネリストとして登壇できるようになっているという感覚。
余裕があるからやっているわけではなく、やっている活動で、お客様にきてもらえる。

モンブランフジヤ、みなまるキッチンさんの場合

笑いあえる街を作ろう!
とにかくやっちゃえばいい!

《京都市ソーシャルイノベーション研究所の大室所長》
経済がすべての中心になってきている。人を奴隷にしてしまった企業が儲かるようになった。

組織と組織外の人でイノベーションを生んでいくことが大事。

自分だけが良ければいいのでは存続できない。

多様性を担保すればするほど良い効果がある。
そうしないとイノベーションは生まれない。
社会性を持たなければ、イノベーションをうめない。

日本の企業はまだ気がついていない。
社会性を利用する、うまく味方につけないと今後存続してはいけない。

私たちは、自分の儲けだけを追求してしまいがちです。
でも、ちょっと外をのぞいてみれば、社会問題だらけ。

人が人らしく、そして人と繋がっていくこと。
リモートワークや在宅勤務が増えたからこそ、ネット社会だからこそ、人とのつながりを強く感じたいと思いました。

そして、パネリストのうち3人がRELEASE;さんからいらっしゃっていました。
あまりにも、素晴らしすぎて、活動をご紹介させてください。

release;のホームページはこちら

1:STAGE プロジェクトをスタートする最初のステージ
一人の気づき

仲間を集める
※多様性のある仲間
※実践・行動する人
※信頼の軸がある人

大きな時代の文脈に意味付け

みんなで取り組める具体的な”What?”とは?
・・・小さな一歩でいい。具体的にひとりの人としてみんなが取り組めるwhatを見つける

2:MIND 大きな視野で精神・哲学を養う
観を養う
・・・未来のニーズにあっているか

バードビューを持つ
・・・どのような動きにつながるのか

哲学を作る
・・・儲けだけでなく共感を呼ぶ

哲学を共有する同志ができる
・・・今までの付き合いではなく、意識的に作る

3:VISION

専門のデザイナー集団
どうゆうことをやっていくのか、

個人の物語を社会の物語へ

4:COLLABO ローカルコラボ

その土地に育つタネで生態系を作る
他の土地へと運ぶ

5:COLLABO インターローカル

既存の大きな組織と一緒になって社会に発信

大きなメディア、インフラが
小さな個人の物語を大きな社会の物語として伝えていく

もう深すぎて私、始終ドキドキしていました。
ソーシャルイノベーションサミット2017in kyotoに参加して、自分の浅はかさを痛感する一日となりました。

今後のワーママ事業の意義を考える

・働く母の雇用を増やす
・働きやすい環境を作る
・子供が産みやすい会社づくり
・京都で育休を取ったら・・・

まだまだ曖昧でぼやっとしていますが、私も今自分がしたいことがなんなのか、考える素晴らしい機会となりました。

私たちは、ただ自分と向き合っているだけでは得られない貴重な時間をこういったサミットやセミナーで得ることができます。

もし、あなたがモヤモヤしている、起業したいけれど・・・と思っているなら、

京都市ソーシャルイノベーション研究所の
イノベーション・キュレーター塾
3期生募集はは2017年7月末まで。お急ぎください!

イノベーション・キュレーター塾第3期生募集要項はこちら

『世界を見ろ』大室所長より有難いお言葉をいただきました。

私、全然世界を見れてなかった。
世界を見て、世界からマネされる活動をする。そう心に誓ったのでした。

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AKATSUKI
7歳♂4歳♂1歳♀の3人の子供を持つワーママ。workingmoms.me編集長。 システムエンジニアとして就職するもマタハラを受けて退職。 以来派遣社員として働くが、妊娠するたびに退職。 母として、女性として社会で働く難しさを痛感。自分は社会に必要のない人間なのでは?と葛藤し、2017年7月1日に同じ思いを持つワーママとworkingmom.meを立ち上げる。 ワーママプロジェクトとしてライター養成や独立支援プログラムを発足。新たなプロジェクト立ち上げに日々奮闘中。

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