「えっ!共働きなのに貯金これだけ・・・?」共働き家庭が家計管理を見直す3つのステップ

The following two tabs change content below.
Kirie

Kirie

1歳♀の子供を持つワーママ。 編集長Akatsukiの熱い想いに賛同しworkingmoms.meワーママライターとして参加。 待機児童問題に苦戦しながらも、2017年に時短勤務で職場復帰。 ワーママが少ない実力・成果主義の外資系企業で貿易事務員として働き、ワーママの生きる道、キャリアアップを日々模索中。

共働きなのに、思ったより貯金ができていない・・・。
そもそもいくら貯金できているのか把握できていない。

こんにちは。最近急激に冷え込んできましたね。30過ぎたら冷え対策!
優雅に半身浴~なんて時間は確保できないので、お風呂おもちゃを充実させて、娘とともに長風呂を楽しんでいるKirieです。

さて、共働きの皆様、家計管理はどうしていますか?

我が家は結婚したときに、それはそれは夫と何度も話し合いました。
現在は、私が家計全体を一括管理するという方法にやっとこさ落ち着いています。

今日は、私がただの主婦がただの主婦なりにたくさんの方法を試して試行錯誤の後、現在実行しているベストな方法に至るまでの3つの見直しステップを紹介したいと思います。

共働きでなんとなく家計は回っているけれど、なんだかあまり貯金ができていないと感じている方へ、少しでも参考になれば幸いです。

共働き家計管理は誰がするのがベスト?夫婦で取り決めるときに気を付けたいポイント

まずは二人それぞれの収入を、だれがどのように管理するのか決めてください。
その時のポイントは3つ。

1.夫婦それぞれの得意・不得意を見極めて役割をきめる。
2.夫婦それぞれが互いに、不公平感なく日々すごせる。
3.しっかり毎月の貯金を確保できる (←最重要)

私と夫は結婚前に同居期間が3か月ほどあったのですが、その間は食費・光熱費・家賃を月末に計上して完全折半していました。

結婚しても仕事を続けることに迷いはなかったので、私としては夫の収入で生活の全てを賄い私の収入は全て貯金へ回そうと考えていました。
そして結婚後、いざ家計をどうするかの話をすると意見が食い違いまくるのです。

夫の主張はこうでした。
・独身時代のお金は自分のお金。口座と家計の管理は自分でする。
・必要な生活費をこちらから渡すのであとヨロシク。
・食費は自分の口座から引き落とされるカードで支払っといてくれ。
・生活していて足りなくなったら都度追加で渡す

新婚当初のかわいい私は、「これ、管理じゃなくね?」と内心うっすら思いながらもとりあえず夫に従いました。

するとある日夫はこう言うのです。

「独身時代にためていたお金がどんどん減ってきた・・・・。」

つまり、夫は家計の管理など全くしていなかったのです。
あれだけ頑なに自分だけにとどめておきたかった独身時代の貯金も、自分の管理不行き届きにより家計へずぶずぶ流出

上に述べた3つのポイントは、ひとつも押さえられていなかったという訳です。

1.夫婦それぞれの得意・不得意を見極めて役割をきめる。
>>>夫は「管理」といったものが不得意であったという失敗
2.夫婦それぞれが互いに、不公平感なく日々すごせる。
>>>夫は結局自分の大事にしていた独身時代の貯金が減ることに不満を抱いた(自業自得ですよ?)
3.しっかり毎月の貯金を確保できる (←最重要)
>>>貯金なんてまったくゼロ状態 (破産フラグ)

こういった失敗を経て家計管理の見直しへ着手しました。

1.夫婦それぞれの得意・不得意を見極めて役割をきめる。
>>>細かいお金の計算が割とすきな私が管理を担うことに。
2.夫婦それぞれが互いに、不公平感なく日々すごせる。
>>>しっかり管理をしたうえで、お互いに自由に使えるお金を確実に確保するしくみ
3.しっかり毎月の貯金を確保できる (←最重要)
>>>毎月1円でも資産を増やす貯金システムで家計管理。でも無理はしない。

とにかく、「管理」
これは絶対必要不可欠です。
なんとなくやっていけていて、なんとなく貯金ができている家計もありますが、
それって果たして本当にそれがベストな貯金額でしょうか?

以前育休中の私は、集中して細かくノートを書くことにハマりこんな家計簿をつけている時期がありました。

ですが仕事復帰後・・・現実問題、共働き家庭ではじっくり事細かに家計簿をつける暇はありません。
家計簿アプリも多数試しましたが、続かず挫折という方も多いのでは?

そこで管理が苦手で家計簿つける時間を確保できない我が家でも続けられている
管理方法をご紹介します。

目指すは家計簿いらずの家計管理と確実な貯蓄!口座の数と用途見直しと年間特別支出の把握にあり!

おそらく共働き夫婦であればそれぞれ給与が振り込まれる口座は違うはずです。
それをそのまま放置して両方から都度都度使っていくと・・・もうわけがわからなくなって貯金なんてできません。

そこで我が家では一旦お互いの給料を二人でまとめてから、3つの口座に分けて管理しています。

1.貯蓄用口座

とにかく先取りで決めた額を毎月ここへ入金します。
この時、最初に無理な額を設定しない事をおすすめします。
無理な額を設定したら、結局ここから引き出してしまう事になり、もはや貯蓄用口座の意味をなさなくなります。
最初は5000円からでも構わないと思います。
この額ならいける!と思えばどんどん増やせば良いだけ。

基本的にこの口座は入金のみで、大きな買い物をするとき以外は触らないというルールにしています。

2.生活費用口座

住居費、食費、光熱費、生活用品費、等。
日常的に使うお金は全てここで管理します。

3.年間特別支出プール用口座

毎月かかるものとは別に年間でかかる支出に対するプール用口座です。
家庭それぞれだとは思いますが、我が家の場合は下記のような項目です。

*税金関係(固定資産税、自動車税)
*余暇費(夏の旅行・結婚記念日のディナー)
*イベント日(両親の誕生日やクリスマス・お正月)
*冠婚葬祭費

こういった毎月かかるものではないが年間を通してみると必ず発生する支出を一度洗い出してみてください。
その年間の合計を12で割った金額が毎月プールしておく必要がある金額です。
年間ベースで把握することで毎月どれくらいプールしておけば良いかがわかり、急な支出にあたふたすることもありません。

この3つの口座で管理することで得られるメリットは、とにかく管理が楽。
家計簿をつけなくとも、生活費口座が少なくなってきたら、今月は食費や生活用品にお金を使いすぎたな、とわかります。

特別支出プール口座の支出が多くなれば、余暇にお金をつかいすぎたな、と。

デメリットといえば、毎月給料日がきたら、ふたりの収入をこうして振り分ける作業を面倒に感じる人もいるという点。

私はかなりの面倒くさがりですが、通勤のついで、買い物のついでに必ず毎月ATMへ行っています。
面倒くさいといえば確かに面倒くさい・・・ですが、毎日家計簿をつけるよりは断然楽です!
いや、それでも面倒くさいという思いは完全にぬぐい切れないのもわかります。
でも、

「これをしないと我が家は破産する!!」

と自分に言い聞かせると、意外と私でも毎月かかさずできています。
面倒くさがりでできるか心配・・・という方はこの思考を持ちつつ試してみてくださいね。

ネットバンクであればわざわざATMへ行かなくても自宅にいながらお金の移動が可能ですので、うまく活用するのも良いですね。
それぞれ用途と金額を明確に取り決めてさえいれば、「使いすぎたな、今月ピンチ」という場面にもほとんどあわないので、お勧めです。

家計の内訳の「黄金比率」とは!?自分の家計管理が不安になったら一度はあてはめて検証を!

「家計の黄金比率」をご存知でしょうか。
家計立て直しのプロ、ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんが考案された家計の費目の理想的割合です。

一度、1か月だけでも家計簿をつけてこの黄金比率にあてはめて検証すると、
目標や削るべき支出を把握することができるのでおすすめです。

横山さんの黄金比率:

住居費: 25%
食費: 15%
水道光熱費: 6%
通信費: 5%
小遣い: 8%
預貯金: 18%
生命保険料: 4%
日用品: 2%
医療費: 1%
教育費: 4%
交通費: 2%
被服費: 2%
交際費: 2%
娯楽費: 2%
し好品: 1%
その他: 3%

出典:横山光明の家計再生コンサルティング

これをもとに自身の家計と見比べると、いろいろな発見があります。
理想パーセンテージから大きく上回る費目もあれば、大きく下回る費目もあります。

これも家庭それぞれだと思いますので、はみ出している部分は本当に家族がお金をがっつりかけたい費目なのかを見直して調整してみてください。

まとめ

せっかく共働きで頑張っているのですから、ふと立ち止まったときに
「あれ・・・?全然貯金できていない。」となってしまうと、日々の努力は水の泡・・・。

家計管理で私が最も気を付けている点は、

お金でストレスをためないこと。

節約・倹約はもちろんとっても重要な事ですがそればっかりで息の詰まる生活は誰しもしたくないはず。

それよりも、一度しっかり家計管理見直して自分にも夫にも少しでもプラスアルファの金銭的自由を与えることのほうが、毎日健やかに過ごせる気がするのです。

一度立ち止まってしっかり見つめなおすきっかけになれば幸いです。

The following two tabs change content below.
Kirie

Kirie

1歳♀の子供を持つワーママ。 編集長Akatsukiの熱い想いに賛同しworkingmoms.meワーママライターとして参加。 待機児童問題に苦戦しながらも、2017年に時短勤務で職場復帰。 ワーママが少ない実力・成果主義の外資系企業で貿易事務員として働き、ワーママの生きる道、キャリアアップを日々模索中。

関連記事

  1. 共働き夫婦にオススメ!「掃除できない・・・。」と苦にならない頻度とコツ…

  2. ワーママの家事分担は細分化が決め手!得意・不得意を見極めて夫婦のストレ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。